牟礼体育協会

防府市牟礼地区の体育協会活動ブログです。

髙島選手応援パブリックビューイングin天神ピア

12日のパブリックビューイング会場にて髙島由香選手の応援いってきました。

主催は防府市ホストタウン推進事業実行委員会。

松浦市長をはじめ杉山教育長、澤田防府市体育協会会長、牟礼からは田中自治会連合会会長。国府中の津守校長と教頭先生、商工会の方々も駆けつけてくれています。facebook見て来ましたと200人を超える人で用意した椅子は足りず立ち見の方も出るありさまで大盛況でした。

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9時開場に合わせて髙島選手のご両親をお連れし、打合せ。

中学校時代のビデオを上映しながらトークショー行うことになりました。

 

MCはFMわっしょいの乾さん、解説ソルトアリーナ副館長アシックスの草山さん、髙島選手のご両親と私も同席しました。ご両親の子どもへの接し方が子育て世代の方々に参考になればと企画されました。f:id:muresport:20160814071836j:plain

乾さん「どんなお子さんでしたか?」

ご両親「鈍臭い子でした。」こんなやり取りで始まります。

 

ご両親の話を聞いて、草山さんはアニメ『巨人の星』だと感嘆の声。

国府中陸上部の練習が終わった後、毎日親子でトレーニング。

 

 6時から親子トレーニング開始 あの敷山峠含む3kmコース 100m坂道X5本

 8時帰宅食事>勉強1時間>入浴>マッサージ30分>10時ごろ就寝

 

髙島選手は当時、家に帰るのが嫌だと思った時期もあったそうです。一方、第2回幸せますマラソンに寄せたコメントでは、強い選手になりたいと練習を重ねたとあります。メニューは簡単なものではありません。きつい練習の後、勉強1時間も加えられています。父親によるマッサージ途中、眠りにつく。そんな日々でした。

 

乾さん 「練習に行きたくない日はありませんでしたか?」

髙島さん「もちろんありました。でも娘が行くと言ったら止められません。」

 

夏の夕方6時…ビールに手が伸びます。それを我慢して娘と練習。

 

ではなぜ3年間も過酷な練習が続けられたのか、表彰台に上がりたいと思った由香選手、娘と真正面に向き合って練習した髙島父、栄養管理とタイム記録を続けた髙島母。

日々、成長する娘を家族で喜び合っていた家庭が想像できます。こうして親子と師弟の間柄の信頼関係を築き上げていったのです。この辺りで杉山教育長が大きくうなずいていたのが印象的でした。

 

そうこうしている間にスタート時間。合図と共にバルーンスティックが激しく鳴ります。それと「タッカシマ・タッカシマ!」の大声援。30分間テンション下がらず、ずっとこの調子!(^^)!

 

見どころとして草山副館長が入賞目指すならトップのペースに惑わされない位置取りを、と解説。2周目にトップ集団に入った時には皆さん絶叫でした。

しかし1周目71秒台 2周目なんと69秒台の超高速レース。通常74~75秒でラップを重ねる髙島選手は一旦後方へ下がります。それでも声援の音量は下がりません、むしろ解説通りの展開に入賞への期待が高まります。

 

途中、増田明美さんのTV解説で国府中陸上部の寄書がご両親を介して資生堂に渡され、リオまで来ましたと紹介されました。この方の情報網、取材力はスゴイです。国府中の名前が日本中に広がりました。

でも会場は声援の大音量により、聞こえてなかったようです( ゚Д゚)

手前最前列がご両親f:id:muresport:20160814071847j:plain

併設の紹介ブースと資生堂が用意してくれた応援用ののぼり旗。

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終わってみればトップのアヤナ選手が29:17.45で金メダル、WRの更新。他にも29分台が3選手もいました。髙島選手は周回遅れにされたものの決して諦めずラスト1周は69秒台で自己新に迫る走りで18位と健闘しました。

 

知らない人たちが集まり、同じ選手を応援する一体感。防府市スポーツ推進計画にもある『する』『みる』『支える』を共有する大事さを実感しました。今回は来場者200人でしたが2020東京オリンピックでは防府中に広まる事を希望します。

最後にオリンピック出場でこの機会を与えてくれた髙島選手に感謝します。ありがとうございました、そしてお疲れ様。

 

追記:髙島選手が所属する資生堂はオリンピック終了後10月の全日本実業団女子駅伝予選会(プリンセス駅伝)に向けて合宿練習行うそうです。本選は11月クイーンズ駅伝